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暁のヨナ

※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

(花とゆめ 2016年13号掲載)

リリの元には斉国に捕らわれていた水の民たちが、大勢見舞いに駆け付けていた。
リリは民を救ったのは自分ではなく、ヨナの仲間たちだと面会謝絶にしていた。

そこに見舞いに現れたのはスウォン。
リリはスウォンを見て、ヨナのことを思い浮かべる。彼女の仇であり、また、大好きだった人。
助けたのは自分ではないのだから民に慕われるのはお門違いだと言うリリに、スウォンは…

「奴隷にされ心が折れてしまった彼らにとって、絞首台に立たされてもなお生きる力を失わない一人の少女の姿は、希望であり、英雄だったんだと思います。意味のあることだったんです。あなたが斉国でしたことは。」

リリは涙を浮かべる。
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リリとスウォンが歓談を続けていると、グンテがお見舞いにやってきた。
とっさに目つきがかわったリリは…
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リリが好きなのはグンテ。彼の前で急におしとやかになるリリに呆気にとられるスウォン。
「いや、大したもんだ。いい女になったなリリ。しかも普段は慎ましやかときた。いい嫁になるなぁ。」

グンテからの最上級の褒め言葉にリリの心臓は爆発寸前。笑
彼が帰ったあと…
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しばらくしてスウォンも帰っていった。
スウォンの後ろ姿を目で追いながら、ヨナの事を考えるリリ。

大事なヨナの仇だけど、事情がよくわからないままこの人の全てを否定することはできない。
この人の事をもっとよく知りたい。ヨナのためにも。

その夜、ヨナが尋ねてきた。

「リリ!」
「ヨナぁ…会いたかった!」
抱き着くりり。
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2人は庭で恋バナを始める。
「今日私のすっごい大大大大好きな人がお見舞いに来てくれたのっ」
「えっ、リリの好きな人?どんな人?」
「グンテ様♡」
「…………えーと、グンテは結婚してるよ?」
「…知ってるっつーの。絶対片思いでも好きになっちゃうことってあるでしょ」

恋バナが盛り上がり、ヨナがつい口を滑らせる。
「あ、私もね、あんたみたいなかっこいい女見たことないって言われたよ。」

「え、誰に?」
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「…………ハク」

「え!?ちょ、なに?好きなの?恋人なの?」
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「………おそらく」

「何他人事みたいな報告してんのよ。」
「だって本当ずーーーーっと一緒にいたから今更すぎてっ」
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盛り上がってる最中、突然ハクが現れる。2人はハクの登場に悲鳴をあげるも、本人に話は聞こえていなかったよう。

帰り際、リリがハクを引き留める。
助けてもらったお礼を言うと、ハクもヨナを助けてくれたリリに礼を言う。
…この人かなりヨナの事好きなんじゃない?

最後に斉国で奪われたヨナの荷物をハクに渡す。
「一応確認したけど、すごい高価な簪が入っていたから、それヨナのでしょ。返しておいてくれる?」

ハクは簪をみてつぶやいた。
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またハクは想いを閉じ込めてしまうのかな…
もう我慢せずにぶつけてしまえばよいのに…


最新20巻 3月18日発売↓






※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!
体調不良によりしばらく投稿をお休みしておりました…すみません。

熊本地震被災により休載していた暁のヨナ、本号より再開です!
嬉しい。。

言えない気持ち (花とゆめ 2016年12号掲載)

「ハクに触れたい」

誰もいない夜の森で、ヨナはハクに告げた。

「…え?」

「………」

数刻経って自分の発言に驚くヨナ。何を口走っているの私は!!??
「や、な、何でもない!!わ、私戻って寝るね」

ハクは立ち去ろうとするヨナの腕をつかんで自分の方に引き寄せる。
真っ赤な顔のヨナを見て、額に手を当てた。

「………熱はないな」
ひょっとして熱があるのは俺…?もしかして幻聴…?長年片思いを患った弊害が。笑
ハクの行動をみて、もしかして聞こえなかったのかも…とヨナはホッとする。
しかし、やはり2人になるのは久々。一緒にいたい。

「あ…あのね、眠れないの。何か…話さない?」
「…いっすよ」

ヨナの様子にハクは先ほどの言葉は幻聴だと断定する。
話やすい場所へ導くよう、ヨナの手を取ろうとするハクだが、ヨナはとっさに手を引く。
いっ、今気づいたんだけど私…大分お風呂に入ってない!!やだ!きっとくさい!!

ハクを意識して咄嗟に女の子になるヨナ。
手を引っ込めたヨナを不審に思い再度手を掴もうとするが、ヨナはヘンデ並みの速さでハクをかわす。
そんなヨナの行動にハクも本音爆発。
「なんだよ!!話するっつったから手ぇ引こうとしただけだろ!?
俺は近寄ることすら許されねーのかよ!!」

「や…私今たぶん臭うから…」
「は??今更?もう一回いうぞ、今更??」

今まで泥まみれだった生活なんだから、今更気にしないというハクだが、やはりヨナは嫌だと言う。
あまりに頑ななヨナの様子に、ハクもムキになって押し合いへし合いを始める。
「気にしねっつってるだろ、めんどくせぇな」
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無理やりヨナを抱きしめるハク。

「…っ、ハク…放して…」
「ここで放したら、やっぱ臭いのかって話になるでしょ」
「や!我慢しないでホント!!」

真っ赤になっているヨナの顔はハクから見えない。
「してねーっつの。別の我慢ならいっぱいしましたけど。」

ぎゅっと強い力で抱きしめるハクにヨナはもう腰を抜かす。し…心臓がどうにかなりそう。
「ハク…かっ髪に顔を近づけないで」
「あー…はいはい」
そう言いつつ、ヨナの髪に指を絡める。全然聞いてない。
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「いい加減放して…っ」
ハクはしぶしぶ放すと、ヨナの顔にふと目を向ける。

「…瞼、腫れてる」
そう言いながら、ヨナの目元に優しく触れる。

「謝らないでね、ハクのせいじゃないんだから。」
ヨナを守れなかった不甲斐なさを感じているハクを察して、ヨナは言葉をかけた。

「…ほんと…かっこいいなあんた」
ヨナはハクに褒められ素直に喜ぶ。好きな人からの言葉に一瞬で元気を取り戻す女の子。

「…今日のあんたは突然のきれい好きで、まるで女子みたいですけどね。
きれい好きの姫さんなんて、もはや懐かしいですよ。」

ヨナは昔を振り返る。あの頃は、スウォンと話す時間が嬉しくて楽しくて待ち遠しかった。
…でもハクといる時は少し違う。呼吸をするのが苦しくて、言葉を紡ぐのも怖くなる。
でも近づきたくてたまらない。
ヨナは今までハクとどう接してきたのか、急にわからなくなる。

「…とにかくあんたが無事で本当に良かった」
「誰のせいでもないよ、優しくしてくれた人を疑うのはとても苦しいことだから」

ハクはヨナの言葉を聞いて思う。何度裏切られても、あんたは信じることをあきらめない。

「…苦しくてもどうか自分を大事にしてください。」

ヨナはハクが首から下げている守り石に視線を向け、手を伸ばす。

ハク
返そうと思っていたの、時が来たら
父上の命に従っていたお前に…自由を

どうしよう、その時が来ても…私…
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久々のヨナハクの絡みにドキドキしました…!
ヨナちゃんがんばれ!


最新20巻 3月18日発売↓






※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

あなたのそばに 
(花とゆめ 2016年9号掲載)

ジュドがスウォンに問う。
「このままあの男を返すおつもりか?次は斬ると、貴方はおっしゃったではないですか」

ジュドは剣を抜いてハクに向かって構える。そこにグンテが止めに入る。
「おい…闘いは終わったぞ、何を殺気立っている。」
「お前こそ何を寝ぼけている。最も警戒すべき男がそこにいるんだぞ。」

ハクもヨナもその殺気に気が付き、スウォン勢の様子を見守る。
グンテはヨナ達を横目で見つめ、ジュドを諭すように話かけた。
「リリの救出に手を貸してくれた。お前の立場もわかるが今日のところは…」

ジュドは叫ぶように語気を強める。
「お前は知らんのだ!!雷獣の恐ろしさを!!」
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「殺さねばならんのだ!!」

とうとうスウォンが止めに入る。
「気が付きませんか?あなたに向けられている殺気に…」

風の部族の軍勢が武器を身構える。
「ようやく5部族が纏まろうとしているのです。今ここで風の部族を敵に回すのは得策ではありません」
スウォンはさらにハク達へ目を向ける。
「それに…彼らと正面きって戦えば、貴方も私も命はありませんよ。」

ジュドは一瞬ヨナの悲しげな様子を目にうつして、噛みしめるように顔を背けた。
スウォン達はその場を離れていく。

ヨナはふとある視線に気がついた。
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ムンドク…!!
ヨナに向かって頭を下げたかつての恩人たち。
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ヨナも目に涙を浮かべて、深々と頭を下げる。


その場から離れたスウォンに突然少年が突っ込んだ。
「ばびゅいーーーーーーーーーん」
2人は倒れこむ。ゼノはぶつかった頭をなでながらあたりを見回した。
「…ってて。ありゃ?行きすぎちゃった」
近くに倒れているスウォンに気付き、ゼノは話しかけた。
「……おおなんだ王様兄ちゃんか。…ふぅん、高華国には被害なく斉国を手に入れたみたいだな」
スウォンに四龍かと問われたゼノはそうだと言いつつ、彼に問いを投げかける。
「…四龍が欲しいか?」
「いえ…全く」
スウォンの即答にゼノは笑みを浮かべながら、彼に別れの挨拶をしてヨナの元へと走っていった。

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ゼノはヨナに抱き着く。ヨナも喜んでゼノを抱きしめる。
やばいかわいい…
危ないところをゼノが助けてくれたとみんなに説明するヨナ。突然ハクが…
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「なんだなんだ兄ちゃん!?」
「…ご褒美」
ゼノは吹き出す。
「ふはっこれご褒美?わーーーーい…って兄ちゃん苦しいからっっ」

ヨナはそんなハクの様子を見てホッとする。
よかった、ハク、落ち着いている…

少し時がたち…ヨナと仲間たちは夜ご飯タイム。
キジャは姫の傷だらけな姿をみて、ずっと泣いている。笑
ヨナと会話していたジェハが突然、ふざけてこんなことを言い出した。
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「なんで…なんでそうなるの!!?」
「だってそういう顔してたし」
「してないっ!ジェハっ!」
真っ赤になって怒るヨナ。
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「・・・」
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うわぁ…何だろう心臓がすりおろされていくようなこの感じ…
…でも、君がここにいて笑顔を見せてくれるなら、それ以上…
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ヨナはジェハの促すまま、目を閉じ眠りに入った。

ここはどこ…真っ暗…体が動かない…早く…起きなきゃ…起きて逃げなきゃ…のんびりしてたら
捕まって…殺される!!

はっと目が覚めたヨナ。悪夢をみて汗をかいている。
心細くなり隣の天幕をのぞきこんだが、ハクがいないことに気が付く。あれ…ハク…?
ヨナは天幕の外でハクに出くわした。
「姫さん?どうしたんですかこんな夜に。薪が切れそうだったんでね、ちょっと集めに。」
寝ててくださいと告げたハクに、ヨナは…
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なんと…!ヨナちゃん…!
闘いも終わって恋愛要素突入か!?



最新20巻 3月18日発売↓






※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

花ゆめふろくのスケッチ集より
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かわいい…
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あの日から 
(花とゆめ 2016年8号掲載)

ただ見とれた…
ハク、スウォン…あなたたちが共に在ったのなら、
一体どれだけの事を成し遂げることができたのだろう。
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今、なぜ私たちは
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こんな風になってしまったのだろう…

涙を流すヨナをジェハが気遣う。
「大丈夫...リリが無事でよかった…」

そこへユンが駆け寄って来て、涙ながらにヨナに抱き着く。良かったぁぁぁぁぁ無事だった!
ジェハは戦闘に参加するため、ヨナをユンに任せる。

「ジェハっ…私今すぐハクの所へ行きたい。スウォンが近くにいたの…ハクが…その…心配で。」
ジェハはヨナの様子から何かを悟ったような表情を見せる。
ヨナを兵たちの中に連れていくのは危険だから、今すぐハクを連れてくると言う。
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一方、ハクは腕の中のリリが生きていることにホッとしていた矢先、周りを兵たちに囲まれる。
そこへ現れたのは…
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グンテは複雑な表情でハクと言葉を交わす。
「奴隷は巻き込まれんうちに去れ」

その時、敵は全兵士をハクの元へと送る指示を出す。
大勢がハクへ向かって押し寄せてくる中、さらに助けにやってきたのは…じっちゃん!
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「おい、どこの小僧かは知らんが、ジュンギの娘を助けたこと礼を言う」
ハクは嬉しそうな表情で応える。
「なんだ…」
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テトラ、アユラもやってきた。ハクはリリを2人に任せて、戦闘に参加する。
じっちゃんからもらった飴玉をほおばりながら槍を振るい、敵を次々となぎ倒していく。

そこへ空からジェハが舞い降りた。
「久しぶり。こっちも随分盛り上がってるみたいだね。」
突然の登場に驚くハク。

「彼女は無事だよ。彼女リリちゃんとここから脱出して…」
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何が起こったのかわからず、一瞬固まるジェハ笑
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「ヨナちゃんが早く君に会いたいってさ。」
「…嘘つけ」
片思いこじらせてるなぁ…(ジェハの心の中)

敵を次々倒し、ついにクシビの前に対峙する。後ろから現れたのはスウォン。
国王を前にして混乱するクシビ。頭を抱え震える。
「バカな…そんなバカな話があるか、王自らこんな僅かな手勢で…」

彼を一瞥して、スウォンは言い放つ。
「あなたが先ほど処刑しようとした女性は、水の部族長のご息女です。」
驚きを隠せないクシビ。
「この場で首をはねられても、あなたはいえ、この国は文句は言えませんよ。」

クシビは高華国へ連行され、後日、斉国と会談が開かれることになった。
「斉国はあんな小娘を連れてきたせいで、高華国の属国となるのか」

ハクとジェハはこっそり離脱し、ヨナの元へと急ぐ。
彼女をみて、ホットした表情になるハク。一目散に駆け寄った。
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騒動が落ち着いて、立ち去ろうとするスウォンに、ジュドが問いかける。
「お待ちください。このままあの男を返すおつもりか?」

…!
どうなる…


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※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

とどけ (花とゆめ 2016年7号掲載)

リリを助けるため、スウォンは味方に指示を出す。
グンテはリリの救出、ムンドクは他の奴隷達の救出に。テウはヘンデと共に弓兵と戦う。

スウォンは奴隷達の荷物の中に、ヨナへあげた簪があったことを思い出し、
彼女も奴隷としてここにいるのか?と考えを巡らせる。

一方、ハクはキジャとシンアにその場を任せ、リリの救出に向かう。

処刑台の上では、リリの他にも見せしめとして殺される奴隷達がいた。
リリは死にたくないという奴隷達を前に、兵士を処刑台から突き落とす。
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「あんた達何ぼけっとしてんの!死にたくなかったら、闘え!!」
リリは必死に抵抗するも、兵に蹴られ無理やり処刑台へと連れていかれる。

「リリ!!」
リリは意識が朦朧とする中で、自分を呼ぶ懐かしい声を聞く。
あれ…気のせいかな…テトラやお父様の声が聞こえる気がする。まさかね、テトラはともかく、お父様がこんな所にくるわけがない…

グンテもムンドクも必死に戦いリリの元へと急ぐが、距離がなかなか縮まらない。
その時、シンアがはっと気配を察知し、大空を見上げる。
「ジェハ…!」
ヨナを背負ったジェハの姿が。2人はリリが今にも処刑されそうな姿を確認する。

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「リリ様!!間に合わないっ…!!」

遠くから戦況を伺っていたスウォンが咄嗟に弓を取り、リリに向けて構える。
ギリギリ届く…ただ問題は受け止めないと…
誰かが…
誰か…

ふっとスウォンの視界に入ったのは…
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2人が視線を交わす様子を彼女も見ていた。
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その瞬間!

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「!!!」

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リリが処刑台から突き落とされたと同時に、スウォンは矢を放つ。
そして、グッと歯を食いしばったハクは武器を放り投げ、リリめがけてまっすぐに走る。
スウォンが放った矢はリリの首にかけられていた縄めがけて一直線。
ザッと縄を切った。

リリが処刑台から真っ逆さまに落下。

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ズザザザザ!
走った勢いのまま、リリを受け止め地面へと滑り込むハク。
その場の空気が止まる。

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「見えた?ヨナちゃん。ハクがリリちゃんを助けたよ。」
ジェハがうつむくヨナへと語りかける。

「ヨナちゃん…?大丈夫?」

ハクとスウォンが協力してリリを救った。
心の整理がつかないまま、ヨナは目に涙をためて2人を呆然と見つめていた。

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ハラハラしっぱなしの回でした…!
土壇場でスウォンとハク信頼関係が見えたあの瞬間…苦しくなりました…
2人の関係が壊れることがなかったら、きっと良い相棒だったのだろうな…って思ってしまう。
ヨナを含め、3人幼馴染の今後の展開が気になります。



最新20巻 3月18日発売予定↓






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