※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

追う者たち (花とゆめ 2016年16号掲載)

リリはアユラ、テトラと空都の緋龍城へ来ていた。
ジュンギ将軍の命令で陛下にお礼をするようにと言われていた。

「それにしての凄いわね、スウォン陛下は。即位してこんな短期間で危うかったこの国を立て直すなんて」

リリが斉国へ誘拐されたのをきっかけに、斉国は高華国の属国となったのだった。
リリはこの機会に陛下がどんな人なのか確かめたいと意気込む。
まだ城へ向かう途中の城下町で、リリはふとスウォンに似た人物を見かける。

「!」

アユラとテトラの制止も無視して、スウォンについていく。
陛下を追ってたどり着いたのは裏街の怪しい店。
2016-07-22-00-58-00

リリは男たちの脅しにはびくともせず対峙する。
「私のアユラとテトラに触らないで。宦官にされたいの?」

店の男たちが殺気立った瞬間、扉が静かに開き中から彼が出てきた。
2016-07-22-00-58-18

リリは陛下と呼ぼうとするも、それを制した。
店の人には身分を明かしていない様子。

「このバカ!知り合いなら早く言えよ!危うく血の海になるところだったじゃねーか。俺の!」
店主は強面とは裏腹にお茶目。笑

「彼女に脅迫は通じませんよ。絞首台に立たされたこともある方ですから。」

「罪人かよオイ。どんな悪事を…」

「兵士を刺して、脱走したのよ。」
リリはしれっと答える。

「すげぇ、悪じゃん!!」
驚く店主。

スウォンは店主から情報を得るために、店に来ていた。
リリに帰れと言うが、リリは一歩も引かない。

店主はまだリリを疑うも、斉国の状況や裏情報を語りだす。

「ところで近頃やたら噂になっているんだが…」
2016-07-22-00-59-06

一瞬とまる、スウォン。
「…確か、建国神話に出てくる戦士ですよね。でも物語でしょう?」

「俺もまじめに信じちゃいねぇ。だが至る所で目撃情報が入るのよ。面白れぇのはその四龍と共に、赤い髪の女が現れるってことだな。まるで神話の緋龍王のように。」
その一向を一目見たいと探している者も少なくないのだとか。

スウォンとリリ達は店をあとにする。
緋龍城へと向かう道中、リリはスウォンへ問う。

「あそこで話していたのは、ヨナ達の事でしょう?知ってると思うけど、ヨナは私の大切な友人よ。」
スウォンの表情は見えない。

「あなたはヨナを追う気はないの?殺すつもりはないのよね?」
2016-07-22-00-59-26
2016-07-22-00-59-37

無言でリリの口をふさいだ。
「……」

「…あなたの行動力と勇敢さは称賛に値しますが、この城でその名を口にするのはやめたほうがいい。」
堅い表情でリリの発言を止める。

「…じゃあ、城でなければ話してくれるの?」

「…あなたに語ることなどありません。」

スウォンはリリの前から去っていった。


一方、ヨナ達一向は斉国の国境沿い、風の部族領に足を踏み入れていた。
突然不審者に襲われる。

2016-07-22-01-00-33

闘う龍たち。
「そなた達何者だ!?」
2016-07-22-01-00-15

「お前たちは高華国の化け物か?」


また新しいキャラが出てきた!