※ネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

埋まらない溝 (BELOVE 2016年6号掲載)

「大嫌い」

津軽にそう言い残し、立ち去って行った鈴。
呆然とした表情で津軽はその場に立ち尽くし、自分の行動を振りかえる。
「は…何やってんだ私は」
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訪ねてきた河内は津軽の様子から何かを察する。
何もないという津軽に秘技恋愛観察眼を発動した(笑)。
津軽の頬に叩かれた跡があるのを発見し、楽しそうにお説教を開始する。

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「ちゃんと謝んなきゃだめだよ」
「言われなくたってわかってるよ・・・」


後日、鈴に会いに行くが、会いたくないと門前払いをされてしまう。
そこへ現れた救世主の手瑠璃子・手茉莉子。鈴を連れ出してくれと頼む。

手瑠璃子・手茉莉子は鈴が記憶を取り戻すように、歴史を巻物にして鈴に披露。
何も思い出せない鈴は2人に対して、申し訳ない気持ちになる。
と、そこに津軽と鈴子が写った写真が…
鈴子は嫌な気持ちを思い出し…

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こんな状態で大丈夫かしら、と不安になりながら鈴を連れ出す2人。
津軽に引き合わせると、予想通り鈴は立ち去ろうとする。

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「追ってこないで!迷惑です!」
鈴の剣幕に慌てる手瑠璃子・手茉莉子。

「鈴子様いったいどうなさったの、津軽様ですわよ!鈴子様がずっと好きだった人ですわよ!」
鈴は何か切ない表情を浮かべながら否定する。

「違う!今の私は好きじゃない!」
津軽はその言葉を噛みしめる。好きじゃない…か…


部屋で今日の出来事を振り返り、自問自答する鈴。
私…そんなにあの人のこと好きだったの?ちゃんと話した方が良いの?良い人なの?

ふと、大切そうにしまわれた津軽からの手紙を手に取る。
その時、突然後ろから春時の声が。。

「こないだから様子が変だな。大丈夫か。」
鈴子は思う。毎日会ってもお兄さんって気がしない。この人だったら良かったのにな…

「私どんな妹でした?手がかかったりしてました?お兄さんも早く思い出してほしいですよね」

「…思い出さなくていいよ」
春時は鈴子の言葉をさえぎる。言ってはダメだ。今の鈴子は昔のことをなにも知らない。
今ここにいるのは鈴子であって鈴子でないのだから。

春時は分かっていながらも、堪え切れず想いを伝える。
「兄じゃない。血のつながりなんてない。妹ではあったけど、俺にとってはずっと…」

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え?
好き?

この人が私を?

鈴は満面の笑みで答える。
「嬉しい…すごく嬉しいです。私もたぶん…」

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春時は彼女を強く抱きしめる。
今までの想い全てをぶつけるように。

「…っ苦し…は…春時さんっ」

我に返った春時はとっさに鈴を離す。
「すまない今の…名前呼びは聞きなれなくて…もう休め」
真っ赤になって立ち去っていった。

なぜだか鈴は春時には笑っていてほしいなと強く思うのだった。


ついに!ついに春時言ってしまいましたね!!
でもでも、これ鈴の記憶戻った時、つらすぎない?がんばれ…><