「ああ 誰にも必要とされないって つらーい」
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逃げるは恥だが役に立つ nigeru ha hajidaga yakunitatsu 
海野つなみ

お給料をもらって妻になる?
その名も契約結婚。
仕事も恋愛も人それぞれ。大切なものは何なのか?
現代社会に一石を投じた作品。


Story:
森山みくり、25歳。
大学院まで心理学を学んで、いざ就職に臨むも、
学んだことを活かせる職につける人間は、ごく一部。

みくりは派遣会社で働くも、クビを切られて職探しスパイラルに。
そんな時、父親のツテで家事代行の仕事をすることになる。
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津崎さん、36歳独身。
なかなか気難しそうな人。

しかし、家にいても掃除なんか全然やらないけど、
仕事となると結構楽しいもんだな。

「私、外から見たらどう見えるんだろう…新妻?」

みくりは空を見上げた。
結婚という名の永久就職したら、この職探しスパイラルから解放されるのかしら。
その前に何年彼氏いないんだって話だけど。

みくりは仲の良い叔母と酒を飲みながら、話あっていた。

「もう、彼氏見つけて結婚して家事したらー?」

「えー、今は結婚より働きたいよー」

「言っとくけど、そのうちなんて思ってたらそんなもの来ないからね。」

百合ちゃん?と独身49歳叔母の様子をうかがうみくり。

「20代で出会いがなかったら、30代・40代もっとないからね。50代になったら生理もあがるからね…恐ろしい話してあげようか。あたし処女のまま生理あがったからね…」

「!」

みくりの顔は引きつる。

「勘違いしないで、男にはモテたし彼氏もいたわ。でもそのうちいつかはって思って結果52歳で独り…」

「百合ちゃん、今も若くてきれいで仕事だってばりばりなのに…」

「言っとくけど、あたし別に不幸じゃないから。毎日それなりに楽しくやってるし。ただ未婚より、せめてバツイチの方がまだ生きやすかったなって思うのよね。」

少し下をうつむきながら、百合は言った。

「誰からも一度も選ばれないって、つらいじゃない?」
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みんな、誰かに必要とされて生きていきたいんだよなぁ。

津崎さんに家事能力を認められ、家事代行を続けるみくり。
ふと、ある考えが浮かぶ。
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結婚なんて、自分には縁のない話だと思っていた津崎は、いまいちど考える。
家事代行と外食に年間どのくらいかけていたかを考えると、意外と…?

「森山さん、考えたんですけど…事実婚というのはどうでしょう。」
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こうしてみくりは、「サラリーマンの妻」に正規採用された。


2人は周りの目をごまかしながら、仮面夫婦生活を続ける。
社員旅行としての新婚旅行。
友人たちの前での新婚のフリ。

「誰かと暮らすというのは、面倒でもあり楽しくもあり、そんなことを僕はもうずっと忘れていたように思う。」
津崎はみくりとの生活に、安心感を覚えていた。

2人の距離感も徐々に変わってくる。
スキンシップがほしい…
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不器用ながらも、2人は自分達らしい幸せの形を模索していく。



Info:
Kissにて連載中

TBSにてドラマ放送中公式サイト