「父上、私はあなたの国を守るため、武器をとります」
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Story
高華国で唯一の皇女・ヨナ。
専属護衛のハク、従兄のスウォンと幼い頃から共に育ってきた。
母が殺されひとり眠れない夜を過ごしていた辛い日々も、いつもハクとスウォンが一緒だった。
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ごく自然にヨナは、スウォンへ恋心を抱くようになる。
未だこの想いを伝えられないけれど、あなたは私の特別な人。

妹のようにしか想っていなかったスウォンも次第にヨナの気持ちに気付いていく。
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「まぁ、なんつーか、あの2人には幸せになってほしいと思っている。」
ひそかにヨナへ想いを寄せるハクは、どこか遠くの空を見つめていた。
ハクにとってはスウォンも大切な幼馴染。
自分の想いには蓋をして、2人が幸せになってほしいと心から願っていた。

ヨナ16歳の誕生日、スウォンは彼女へひとつ贈り物をした。

「簪…」

「ヨナに似合うと思って、手渡したかったんです。」

ヨナは頬を染めながらも、つい天邪鬼な発言をしてしまう。
「私の髪、くせっ毛でちっともまとまらないのよ。私には似合わないわ。」

スウォンはヨナの髪に触れながら、微笑んだ。

「私は好きですよ。ヨナの髪。きれいな紅…暁の空の色です。」

…なんて単純
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好きだと言った、スウォンが私の髪を。
スウォンの全てが私の中から消えない。



スウォンとの結婚を反対する父を説得しようと、王の寝所へと向かうヨナ。
しかし、そこには先客が…
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大好きなスウォンがヨナの父、イル王を剣で貫いていた。


「…な…なぜ…」
ヨナは震えその場へへたり込む。
幼い頃からずっと一緒だったスウォンが、愛しい人が見たこともない冷たい顔をしている。
ヨナは咄嗟に外へと逃げ出した。

スウォンの追手がヨナを殺そうと追ってくる。
なぜ、なぜ、なぜ…
決して多くを望んだわけじゃない。スウォンの笑顔を見らればそれで良かったのに。
目から大粒の涙がこぼれた。

追手につかまり、剣が彼女に振り下ろされた瞬間、
すさまじい勢いで大刀が空を切った。

「お側を離れて申し訳ありません。ヨナ姫様。」

ヨナの専属護衛で幼馴染のハクが、国一の腕前で間一髪ヨナを助けた。
ハクは混乱しながらも状況を理解し、ものすごい形相で怒りをあらわにした。
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圧倒的な強さを見せていたが、
あまりの敵の多さに、ハクとヨナは緋龍城からの脱出を余儀なくされる。


「ハク…どこへ行くと言うの…父上を置いて…」
ヨナは目から涙を流しながら、消え入りそうな声でささやいた。

「っ…」
たまらずハクは彼女を抱きしめた。
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2人だけの逃亡生活が始まる。
ヨナはハクと生き延びるために、神話に伝えられる四龍の戦士を探して旅をする。


Comments
つらい現実から目をそらすことなく、前を向いて歩いていくヨナに心奪われます。
生きる上で大切なことを思い出させてくれる、素晴らしいマンガです。



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