乙女よ何処へ行く

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LaLa

※ネタバレ・画バレを含みますので、閲覧にはご注意ください。

(LaLa2017年1月号掲載分)

茶会当日

「ようこそお越しくださいました、カルム王子」

「出迎えご苦労」

侍女たちがカルム王子を迎え、茶会の開かれる庭園へと案内する。
王子の後ろには、招待された側妻のコレルとミーシェ。
ミーシェは緊張と意気込みのあまり、目つきが鋭く侍女たちから怖がられる。

「―――…全く」

カルム王子はミーシェの頬をつねった。

「はひ」

「せっかくの衣装が台無しだな、茶会は皆と交流し親睦を深める席、笑顔を見せる程その機会も巡るというものだ」

「確かにそうかも…」

「ああ…」

突然、カルムに向かって青年が飛び込んできた。

「兄さんだ―――――――――!!!」
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※ネタバレ・画バレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

(LaLa2017年1月号掲載分)

「タリガどの、来てくれ」

ゼンに名を呼ばれたその時、タリガは唇をきゅっと結んだ。
2人は王城の一角にある塔の前へと足を運ぶ。

「ここは…」

タリガの問いに、ゼンが頭上にある塔の小窓を指差した。

「上に…ミツヒデがいる」

ミツヒデは手のひらに光り輝く石を手にしている。
ゼンはタリガにまっすぐ向き合ったまま、城壁の溝に腰を掛けた。

「そういえば、まだ本名は明かしていないんだな」

「――――…はい」

少し驚いたような表情を見せるタリガ。

「…ああ、ですが丘で…ツルバの名を呼んでしまったので、先輩方は疑問に思ったかもしれません。」

「問題ないのか?」

「私がツルバとそう決めただけですので…一度くらいは」
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「国が動くのは 女の力あってこそだ」
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※ネタバレ・画バレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!

(LaLa2016年12月号掲載分)

「基地の外に馬の用意がある。タリガは一応殿下達が部屋にいるか確認して、合図をしてくれ。表からは出られないからさ。」

「…行くんだな。」

「ああ、もう、そうしないといけない。」

タリガはスッと立ち上がると、決意の表情でツルバを見た。

「―――戻れよ、ツルバ」

ツルバは一瞬の間の後、わざと無邪気な笑顔を向けた。

「ここの先輩達を沸かせたおまえの剣に、俺は何度も勝ってるんだぞ?」

その笑顔にタリガは胸を締めつけられ、
言葉を継くことができなかった。



ツルバは深い闇の中、決意の表情で馬を走らせる。
城内からその様子を固い表情で見送る、タリガ。

ベルガット家の当主である兄の目が届かない今しかなかった。
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この場所に来て 
俺たちは
初めて兄の駒として動くことをやめた
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(LaLa2016年12月号掲載分)

「…ミーシェ、お前カルム王子に惚れているのか?」

後宮でのお茶会の最中に、コレルはミーシェにしれっと尋ねた。
ミーシェは手に持っていたティーカップをゴトッと落とし、中に入っていた熱い茶が衣服を汚した。

「お前を見ていてそう思っただけだ。違うなら良い」
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