※ネタバレ・画バレを含みますので、閲覧にはご注意ください!!
 
(花とゆめ 2016年23号掲載)

暮らしたのは8年、生まれた家よりも長い
アンノ先生の診療所

「見えたぞコレット!あの街か」

「そう!!」

3年ぶりに帰って来た!
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「コレット!?」

コレットは嬉しさのあまり、マリーに飛びつく。

「わーっマリー姉ちゃーーーーーん!!」

「よかった生きてた!」

「第一声それ!?」

コレットは送ってくれたヘラクレスに別れを告げ、帰郷の喜びに浸る。

「…イタンとは会えた?」

「うん、仕事助けてもらった。今私の代わりに村にいるの」

「そう、無事でいるのね。ま、あいつのことだからヒマを見つけては釣りに行って”塩焼きかな~”とか言ってんでしょ」

マリー姉ちゃん、鋭い!
なんでわかるんだろ…

「タン兄いなくて不便だった?」

「ぜーんぜん!何の問題もないわ」

「そうだった、タン兄から手紙預かってきたんだった!」

「手紙ぃ?ありがと後で読むわ。2階の客間使って」

コレットは懐かしの診療所へ足を踏み入れる。
知らない人がいっぱいいる。

「えっ、妹さん!?」

「こんにちはっ」

「うちは今一人前5人と見習いが7人いるの」

大所帯に驚くコレット。
色々な所を見て回った。

…あ、薬棚は変わってない
台所、食器増えてる
庭、薬草園、客間、壁、床…
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コレットはマリーの勧めで街に挨拶に行った。
街の人達も久々のコレットを見て、盛り上がる。

「なんだか立派な顔つきになっちゃって~」

「ははは、そうですか?」

「イタン先生も帰ってるのかい?」

「いえ、私の代わりに村に」

「そうかあ、先生の顔が見られないのはちと寂しいなぁ。なにせ先生が街を離れるのは初めてだものなぁ」

…イタン先生、マリー先生
昔は先生と言ったら、「アンノ先生」だったので、少し寂しい気持ちに襲われた。
今はイタン兄ちゃんが診療所を継いでいるのだから、当然のこと。
でも…

コレットは先生がいた部屋がどうしても見たくなり、診療所へ戻った。
他の何が変わっても、あの部屋だけは…
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しかし、アンノ先生の部屋は物置になっていた。
マリーが気づき顔を出す。

「マリー姉ちゃん、この部屋…」

「ああ、誰かが使うのは気が引けるから、これが一番いいんじゃないかってイタンと決めたの」

ショックを受けるコレット

「住み込みの子もいるから、部屋もやりくりしなきゃだしねー」

「そーなんだ、…ははっそーだよね、いつまでも昔を同じよーにはいかないよね。そりゃそーだ」

先生の部屋だけは、何があっても変わらないって
変えたくないってみんな思ってる気がしてたけど、違ったみたい

いつまでも先生にこだわってるのは、私だけなのかも
よくないのかなこーゆーの
切り替えなきゃいけないのかな

隣町から3番弟子のユリアもやってきて、泊っていくことになった。
夜、女子3人で久々に川の字で寝ることに。

そこに、マリーが懐かしいものを持ってきた。
昔、3人がお下がりで来た青服。

マリーに連れられて、アンノ先生の部屋へ。
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そこにはたくさんの思い出の品があった。

「このタオル、ランちゃんのだよね、お茶こぼしてシミつけたやつ~~」

「そーそー」

「あんたのガラクタもいっぱいあるわよ。全部この先生の部屋に」
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私だけじゃなかったんだ、みんなも想ってたんだ、ずっと。
よくよく見たら埃ひとつ落ちてない。
タン兄とマリー姉が掃除しているんだ。

「さっきのあんたの会話がなーんか変だなーって。こりゃ中身見てないのかしらって思ったの。先生の部屋を粗末にするわけないじゃない。安心なさい、コレット。」
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マリー姉ちゃん、よく気がついて素敵な方です。
イタン兄の想い人ってマリーなのかな…

次号はお休み、1号でカラー再開です。
ハデス様との関係が進展することを期待!



無防備なコレットにハデスさまの想いが溢れる展開、たまらんです!